Minnu's Filer2 on Windowsページ

昔懐かしのDOS風ファイラ。
他のWindowsファイラにない利点はunixコマンドが扱える点です。

インストール方法

1. Windows版UNIX環境cygwinがインストールされていない環境の場合
mfiler2.lzhを展開してください。中にあるmfiler2.exeを実行すれば起動できます。ショートカットをデスクトップなどに作成してください。レジストリは使用していないためUSBメモリに入れて持ち歩くことが可能です。アンインストールは展開したファイルを消してください

2.すでにcygwinがインストールしてある場合
C:\cygwin\にインストールされているとしたらC:\cygwin_などと名前を変更してcygwinを 使えなくしてください。cygwinのdllとmfiler2内のdllのバージョンが違うと起動できないためです。cygwinが使えなくなってもmfiler2のbinに主要なコマンドのexeが入っているので大抵のコマンドはmfiler2から使用可能です。現在お使いのcygwinを使用不能にしたくない場合はソースからコンパイルしてください。cygwinのアンインストール

ダウンロード

mfiler2.lzh

mfiler2パッケージのファイル説明

bak/vim --- vimのバックアップファイルが入る
bin --- mfiler2のコマンドラインで実行できるコマンド。PATHが通ってます
etc --- mfiler2の設定ファイルが入っている
include --- gccで使うC言語ヘッダファイル
lib --- gccで使うC言語ライブラリ
lib_ruby --- mfiler2に組み込まれたrubyが使うライブラリ
man --- マニュアル
mfiler2.exe --- 本体
mfiler2.ico --- アイコン
mtrashbox --- mfiler2で削除されたファイルが置かれるゴミ箱
share --- 辞書ファイルなど
terminfo --- terminfoの設定ファイルが置かれる
tmp --- 一時ファイルの置き場
.vimrc --- vimの設定ファイル

cygwin板mfiler2の注意点

・ホームディレクトリはmfiler2.exeがある場所になります。
・エディッタはvimが使えます。日本語もsjisなら大丈夫です。
・perlは一応コマンドにふくまれていますがライブラリの検索ができないです。一応lib以下にperlのライブラリが含まれているので環境変数で場所が指定できるなら設定すれば利用可能なはずです。
・一部の漢字ファイルの扱いに問題があります。ディレクトリで最後の文字が0x5cなものです。例)「出勤表」というディレクトリはエキスプローラーからは見えるがmfiler2からは見えない。

cygwin TIPS

1. 漢字を入力したい
Alt+半角・全角で入力ができます
2. コマンドラインからファイルを開きたい
cygstart ファイル名
3. コマンドの出力をクリップボードに書き出したい
ls | putclip
4. コマンドラインの入力にクリップボードを使いたい
getclip > aaa
5. ドライブを変更したい
/cygdrive/以下に各ドライブがあります。
6.共有フォルダにアクセスしたい。
//ホスト名でアクセスできます。

使い方

fd風キーバインド(デフォルト)

チュートリアル

Minnu's Filer2チュートリアル

便利な使い方例

mfiler2では普通のWindowsファイラにはできない色々なことがUnixコマンドによってできます。

例)マークファイルのサイズの合計を求めたい

任意のファイルをマークする。
ENTERでコマンドラインに%mを描写
du -k %m | awk '{ sum=sum+$1 } END { print sum; }'を実行。
合計がキロバイトで表示されます。

可能性は無限大です。

標準エディッタvimの使い方

Unixを使う上で避けられないvimエディッタ。使い方は難しいですが色々テクニックがあり奥深いエディッタです。ライバルにemacsというエディッタもありますがWindowsと併用されている方はvimに慣れることをお勧めします。

:q!
とりあえず終わり方(強制終了)
:wq
書き込んで終了
文字の入力方法
i
を押して-- INSERT --モードにしてから色々書いてESCキーで元のモードに戻る。
x
カーソル行を一文字消す
dd
カーソル行を消す
hjkl
カーソル移動。カーソルキーでも大丈夫。
/
文字列検索
.
コマンドを繰り返す
f?
?の文字に移動(英語のみ)
^
行頭に移動
$
末尾に移動
CTRL-L
画面を再描写。漢字を入力していて画面が崩れたときはこれです。
79i/ESC
79個/を挿入
v
範囲選択
sy
コピー
sp
syでコピーしたテキストをペースト(別プロセス間でもOK)

他の使い方については「ViIMproved-Vim完全バイブル」技術評論社がお勧めです

ウィンドウズのエディッタが使いたい

サクラエディッタの例)
サクラエディッタのsakura.exeのリンクをmfiler2ないのbinに作る(サクラエディッタのディレクトリとmfiler2のbinディレクトリに移りサクラエディッタのsakura.exeをマーク、lを押します。こうすることによってコマンドラインからsakura.exeコマンドが実行できます)。もしくはサクラエディッタのある場所にPATHを通す。あとは
keycommand NOMETA, KEY_e,      "*",     "shell('%Q sakura %f &', '%f')"
とetc/.mfilerに書いてください。これでeによるファイルの編集がサクラエディッタによってできるようになります。

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